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農場案内

農場案内

施設規模

母豚1,000頭規模 一貫生産施設

豚舎 馴致舎(1棟)・交配舎(1棟)・妊娠舎(1棟)・分娩舎(1棟)・子豚舎(1棟)・第1肥育舎(9棟)・第2肥育舎(10棟)
附帯施設 管理事務所・薫蒸庫・堆肥舎・リキッドキッチン(繁殖・子豚・肥育)・倉庫・汚水処理施設・車両消毒設備・ポンプ置場

特長

  1. SPF豚防疫設備基準※を基に農場外周部はフェンスH=1.5mで囲い、部外者・野獣の進入を防ぐ仕組みになっています。
    ※SPF豚防疫設備基準:日本SPF豚協会が定める「SPF豚農場認定規則」に基づき、エリア区分、人・車両・物品の搬入管理方法、作業服・履物の管理、飼料の投入などを細かく規定したもの。
  2. 外部からの車両進入口(計2箇所)には車両消毒ゲート(センサー感知式)および動噴を完備し、進入するすべての車両を消毒する仕組みになっています。
  3. 飼料タンクは、バルク車が場外から直接飼料タンクに投入できるよう開閉蓋を設け、外部と内部(清浄エリア)との接触を防ぎます。
  4. 清浄エリア(農場内部)への人の進入は管理棟からとし、必ずシャワーを浴びて入る『ワンウェイ方式』としています。
  5. 繁殖および肥育各ステージにおいてリキッドフィーディングを活用することによって、よりきめ細かな給餌管理を行うとともに豚舎内の粉塵を抑え、豚の呼吸器疾病の発生率も低くなり健康で安心安全な豚を育てることができます。

建物・畜産機材概要

馴致舎

馴致舎

豚舎:1棟
構造:木造平屋建て7.0m×34.7m=242.90㎡(73.48坪)
豚舎仕様:開放方式

役割・特徴

新規に導入された豚を直接交配ストールに導入するのではなく、馴致舎に導入し群管理することにより、検疫・輸送ストレスの軽減・農場内の環境に馴れさせることを目的としています。

畜産機材
豚房柵 2.5m×2.7m×20豚房♀4頭/豚房(溶融亜鉛メッキ仕上)
2.5m×1.5m×6豚房♂1頭/豚房(溶融亜鉛メッキ仕上)
(最大収容頭数♀80頭、♂6頭)
給餌器 スーパーフィーダーAステンレス製(4頭口):1台/豚房-♀豚房用
ママフィーダーS3型ステンレス製:1台/豚房-♂豚房用
給水器 ニップル式給水器:1台/豚房
自動給餌設備 C-38型ケーブル式
空調方式 ミキシングファンおよびカーテン開閉による開放式
集糞 Vピットクリーナー、集糞ボックス
ピット内にはOパイプを設置し、糞尿を分離
ピットカーテン設置によりピット外部からの外気進入を防止
細霧設備 暑熱対策および加湿のために使用
薬液混入可能

交配舎

交配舎

棟数:1棟
構造:木造平屋建て
豚房部:13.0m×73.2m=951.60㎡(287.86坪)
AI室:6.0m×2.5m=15.00㎡(4.54坪)
豚舎仕様:セミウィンドレス方式

役割・特徴

  1. 新規導入豚(馴致完了後)や分娩後の発情再帰豚を収容し、発情兆候を見極め交配(AI作業)を行うとともに妊娠鑑定前までの母豚の飼養管理を行います。
  2. 交配はオールAI(人工授精)とし、ストール側の通路幅を確保することで種雄豚を歩かせ発情を誘起します。
  3. 雄豚房を多めに設けることで、万が一肢蹄を痛めた種雌豚などの隔離部屋としての利用を可能としています。また離乳後の母豚を雄豚房に挟まれたストールで管理し発情再帰をスムーズにすることを目的としています。ストール柵後扉にはAI対応型扉を採用し、AIの作業をスムーズに行うことができます。
  4. リキッドフィーディングにより、きめ細かな給餌管理を行います。
  5. 空調にはトンネル換気(クーリングパット併用)・天井入気方式を併用し、季節ごとの空調方式の切替が可能となります。
  6. 自家採精を行うことからAI室(希釈室)を設け、アルミサッシで豚房部分と区画することで希釈室内の衛生面にも配慮しています。
豚房柵 ストール柵:60cm×2.1m×372豚房(溶融亜鉛メッキ仕上)
※ストール柵後扉はAI(人工授精)対応型扉
雄豚房柵:2.0m×2.1m×24豚房(溶融亜鉛メッキ仕上)
給餌器 ・リキッドフィーディング用ステンレス製連続飼槽《ストール柵部》
・リキッドフィーディング用ステンレス製単頭飼槽《雄豚房部》
自動給餌設備 リキッドフィーディング設備
給水器 リキッドフィーディングによる自動給水
空調方式 陰圧換気システム(夏場:トンネル換気、冬場:天井入気)
クーリングパット併用(自動吊り上げカーテン付)
除糞設備 Vピットクリーナー、集糞ボックス
ピット内にはOパイプを設置し、糞尿を分離
ピットカーテン設置によりピット外部からの外気進入を防止
防鼠設備 Z(ねずみ忌避具)を天井裏に設置
細霧設備 暑熱対策および加湿のために使用
薬液混入可能
消臭設備 排気換気扇側に光触媒を活用した消臭シートおよびアンモニア臭を軽減する細霧装置を併設

妊娠舎

妊娠舎

棟数:1棟
構造:木造平屋建て
豚房:16.2m×78.7m=1,274.94㎡(385.67坪)
AI室:6.0m×2.5m=15.00㎡(4.54坪)
豚舎仕様:セミウィンドレス方式

役割・特徴

  1. 交配(AI作業)・妊娠鑑定(妊娠確定)後、交配舎から移動してきた母豚を分娩舎に移動するまで飼養管理します。
  2. ストール幅を交配舎より5cm広くすることで、妊娠豚のスペースに余裕を持たせたつくりとしています。
  3. リキッドフィーディングにより、きめ細かな給餌管理を行います。
  4. 空調にはトンネル換気(クーリングパット併用)・天井入気方式を併用し、季節ごとの空調方式の切替が可能となります。
畜産機材
豚房柵 ストール柵:65cm×2.1m×570豚房(溶融亜鉛メッキ仕上)
給餌器 リキッドフィーディング用ステンレス製連続飼槽《ストール柵部》
自動給餌設備 リキッドフィーディング設備
給水器 リキッドフィーディングによる自動給水
空調方式 陰圧換気システム(夏場:トンネル換気、冬場:天井入気)
クーリングパット併用(自動吊り上げカーテン付)
除糞設備 Vピットクリーナー、集糞ボックス
ピット内にはOパイプを設置し、糞尿を分離
ピットカーテン設置によりピット外部からの外気進入を防止
防鼠設備 Z(ねずみ忌避具)を天井裏に設置
細霧設備 暑熱対策および加湿のために使用
薬液混入可能
消臭設備 排気換気扇側に光触媒を活用した消臭シートおよびアンモニア臭を軽減する細霧装置を併設

分娩舎

分娩舎

棟数:1棟(全5室)
構造:木造平屋建て25.9m×71.5m=1,851.85㎡(560.18坪)
豚舎仕様:ウィンドレス方式

役割・特徴

  1. 全5室からなり、1室48房(1週分)の分娩柵を配置することで部屋単位での「オールイン・オールアウト」を実現し洗浄・消毒・乾燥の徹底を可能とすることで、室内の衛生レベルを高い水準で保つことができます。
  2. 除糞設備は部屋ごとのスクレーパー設備と横引きスクレーパーを併用し、室間での疾病感染を防ぐことができます。
  3. 子豚用保温箱の幅を80cm確保(通常より20cm広い)することで、哺乳豚がストレスなく快適に過ごせるようにしています。
  4. 空調には母豚・子豚が混在する難しい環境の中で、クーリングパットと天井入気方式・壁入気方式を併用し適切な入気量を確保します。
  5. 停電時には非常用自家発電装置と連動し、必要最低限の換気量を確保することで事故を未然に防ぎます。
  6. リキッドフィーディングにより、きめ細かな給餌管理を行います。
畜産機材
分娩育成柵 2.1m×1.8m×48豚房×5室
(本体フレーム:溶融亜鉛メッキ、外周柵:パネル式)
給餌器 ステンレス製給餌器《母豚用》
給水器 ニップル式給水器《母豚用》
カップ式給水器《離乳豚用》
動給餌設備 リキッドフィーディング設備
空調方式 陰圧換気システム(天井入気・壁入気方式併用)
※停電時は非常用自家発電と連動し最低換気量を確保
除糞設備 Vピットクリーナー、横引き平スクレーパー、集糞ボックス
ピット内にはOパイプを設置し、糞尿を分離
ピットカーテン設置によりピット外部からの外気進入を防止
防鼠設備 Z(ねずみ忌避具)を天井裏に設置
細霧設備 暑熱対策および加湿のために使用
薬液混入可能
消臭設備 排気換気扇側に光触媒を活用した消臭シートおよびアンモニア臭を軽減する細霧装置を併設

子豚舎

子豚舎

棟数:1棟(全9室)
構造:木造平屋建て20.0m×98.1m=1,962.00㎡(593.51坪)
豚舎仕様:ウィンドレス方式

役割・特徴

  1. 全9室からなり、8週間滞在します。残りの1週分(1室)は清掃期間となります。
  2. 1週(約500頭)の子豚を1室ごとに収容、「オールイン・オールアウト」を実現し洗浄・消毒・乾燥の徹底を可能とすることで、室内の衛生レベルを高い水準で保つことができます。
  3. 糞尿は各室単位で区切られたスラリー方式(糞尿混合方式)を採用し、定期的に排出作業を行います。
  4. 床材はプラスチックスノコを前面に敷き込み、子豚の肢蹄に優しいつくりとしています。
  5. 停電時には非常用自家発電装置と連動し、必要最低限の換気量を確保することで事故を未然に防ぎます。
  6. リキッドフィーディングにより、子豚に対してきめ細かな給餌管理を行います。
畜産機材
子豚用パネル柵 5.0m×3.7m×10豚房×9室
(本体フレーム:溶融亜鉛メッキ、周囲柵:パネル式、床:プラスチックスノコ)
給餌器 ステンレス製給餌器
給水器 リキッドフィーディングによる自動給水(ニップル式給水)
動給餌設備 リキッドフィーディング設備
空調方式 陰圧換気システム(天井入気方式併用)
※停電時は非常用自家発電と連動し最低換気量を確保
暖房設備 ガスヒーター(PSIヒーター)2台/室
除糞設備 スラリーによる糞尿混合排出方式(各室ごとに区切り)
防鼠設備 Z(ねずみ忌避具)を天井裏に設置
細霧設備 暑熱対策および加湿のために使用
薬液混入可能
消臭設備 排気換気扇側に光触媒を活用した消臭シートおよびアンモニア臭を軽減する細霧装置を併設

肥育豚舎

肥育豚舎

棟数:第1肥育舎8棟(全10室)、第2肥育舎10棟(全10室)
構造:木造平屋建て15.85m×40.0m=634.00㎡(191.79坪)
豚舎仕様:開放式

役割・特徴

  1. 全18棟(第2農場含む)からなり、子豚舎から移動後肉豚として出荷するまで滞在します。
  2. 1週(約500頭)の肥育豚を1棟ごとに収容、「オールイン・オールアウト」を実現し洗浄・消毒・乾燥の徹底を可能とすることで、室内の衛生レベルを高い水準で保つことができます。
  3. 肥育豚舎ではバイオベッドシステム(発酵床方式)を採用しています。
  4. 糞尿はすべてオガコに吸着させ、微生物(土着菌)のはたらきにより堆肥化を促進し、糞尿処理の手間を省くとともに臭気を低減、豚にかかるストレスを緩和します。
  5. 空調設備として羽根径1.0mの順送ファンと細霧装置を併用しています。細霧装置の加湿により発酵床の乾燥を防ぎ、呼吸器系疾患を予防します。また順送ファンにより豚舎内の空気を入れ替え、豚にとって適切な舎内環境をつくります。
  6. リキッドフィーディングにより、きめ細かな給餌管理を行うとともに、焼酎粕(バイプロ)とシロップ・精糖蜜を添加することで肉質の向上・出荷日数の短縮・飼料のコスト削減を図り且つ地球の環境保全に取り組んでいます。
畜産機材
肥育豚房 4.0m×14.85m×10豚房×18室
(溶融亜鉛メッキ仕上げ、一部プラスチックボート貼)
給餌器 ステンレス製給餌器
給水器 リキッドフィーディングによる自動給水
自動給餌設備 リキッドフィーディング設備
空調方式 順送ファン(温度センサーによるインバーター制御方式)
糞尿処理 バイオベッド(発酵床方式)
細霧設備 暑熱対策および加湿のために使用
薬液混入可能
消臭設備 バイオベッド(発酵床方式)によりアンモニア臭など軽減

汚水処理設備

処理量49/日
オゾン酸化技術(NAC systemR)を活かし、排水中の有機物を分解、脱色・脱臭・殺菌します。
その処理水(還元水)は、豚舎洗浄水・光触媒による消臭設備細霧スプレー用水およびクーリングパット用冷却循環水として再利用します。

堆肥舎A

棟数:1棟
構造:木造平屋建て22.4m×57.0m=1,276.80㎡(386.2坪)
スクリュー式堆肥攪拌機およびブロワー2.2kw×3台のエアレーションを併用し堆肥の発酵を促進するとともに完熟堆肥を製造します。

堆肥舎B

棟数:1棟
構造:木造平屋建て25.0m×56.0m=1,400.00㎡(423.5坪)
ブロワー1.5kw×6台のエアレーションにより、堆肥の発酵を促進します。